第4回「なぁ、統一教会よ」重なる悲劇、狭まる矛先 火炎瓶を手に取った

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【前回はこちら】母の入信、家庭崩壊…容疑者、困窮の91年 ある政治家が始動した

 「オレが14歳の時、家族は破綻を迎えた」。山上容疑者は、困窮した少年時代をこう振り返っています。ちょうどその頃、一人の大物政治家が世を去り、その息子が政治人生を歩み始めようとしていました。

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 山上徹也容疑者(41)の伯父(77)は、病床に横たわる24歳のおいっ子を眺めていた。

 2005年、海上自衛隊の任期制自衛官として長崎の佐世保を経て、広島県内に勤めていた山上容疑者は、自殺を図った。伯父は海自からの電話で知らされた。

 「すぐに徹也の母親に連絡を取ろうとしました。だけど、どこにいるのかわからない。(母が入信していた)旧統一教会に問い合わせると、『韓国にいる』と。結局、しばらく帰国しませんでした」

 山上容疑者の口から自殺未遂の理由が語られることはなかったという。伯父は職場に事情を尋ねた。

「自分が死ぬことで保険金を」

 自殺を図るほどに追い込まれていた20代の山上容疑者。30代になると、さらなる悲劇に見舞われます。山上容疑者は自らの心境をツイートに残していました。

 「徹也への聞き取り結果を書…

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