第5回「オレが憎むのは…」恨み重ねた末 広がる衝撃、噴き出した教団問題

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【前回はこちら】「なぁ、統一教会よ」重なる悲劇、狭まる矛先 火炎瓶を手に取った

 自殺を図るほどに追い込まれていた20代の山上容疑者。30代になると、さらなる悲劇に見舞われます。山上容疑者は自らの心境をツイートに残していました。

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 《オレがJOKER(ジョーカー)を観(み)たのは鶴子がやって来る前日、名古屋でだった》

 《コロナ渦(ママ)でjokerも隔世の感がある。今年はおそらく鶴子は来ないだろう。それはオレにとって吉か凶か》

 山上徹也容疑者(41)は2020年8月、ツイッターでこんな投稿を続けた。

 「鶴子」とは、宗教法人「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」総裁の韓鶴子(ハンハクチャ)氏。創始者の妻だ。前年10月、米サイコスリラー映画「JOKER」が日本で公開された頃に来日。同じ月に愛知県で開かれた教団が関連するイベントに出席した。

 「教団トップを襲おうと思い、会場に火炎瓶を持って行きました」

 山上容疑者は安倍晋三元首相(67)を銃撃したとして殺人未遂容疑で現行犯逮捕された後、奈良県警の取調官にこう語ったという。「会場に入れずに断念した」とも。

 旧統一教会への憎悪の吐露は、教団の問題を批判的に取り上げてきたフリーライター米本和広氏(71)のブログでも読むことができる。20年12月、米本氏の記事に対する読者コメントに、こうつづられていた。

「いずれ誰かが殺されるだろう」

 「喉から手が出るほど銃が欲しい」。山上容疑者は自宅や奈良市郊外に借りたガレージで銃を自作。そして7月8日、ショルダーバッグに銃を忍ばせ現場へと向かいました。

 《いずれ誰かが殺されるだろ…

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旧統一教会問題

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2022年7月8日に起きた安倍晋三元首相銃撃事件をきっかけに、旧統一教会の問題に注目が集まっています。特集ページはこちら。[記事一覧へ]