「ぎゅうにゅうぱく」「死む?」 息子の珍解答から迫る言語学の謎

有料記事

田渕紫織
[PR]

 「これ食べたら死む?」「ぎゅうにゅうぱく」――。心理言語学者で東京大教授の広瀬友紀さんは、子どもの言い間違いや書き間違いを集めて分析してきました。小学生のテストやプリントでの「正答でないけど面白い」解答が、思いもよらないヒントをくれることがあると言います。どういうことなのでしょうか。

 ――子どもの書き間違いは、SNS上でも写真などでアップされると大変盛り上がります。ほほえましく感じるのはなぜでしょう。

 私も、ブラウザーのすみにそれらしき見出しがあるだけで、ついクリックしてしまいます。

 誰もがかつて通ってきた道なのに、言葉を身につけた過程を私たちは覚えていません。それを、現役の子どものこうした珍プレーを通して追体験できるのかもしれません。

 実は子どもの「間違い」は、多くの言語学者にとって「間違い」とはされていないんです。

 ――えっ、間違いではないんですか?

 子どもの一見ヘンテコな言い…

この記事は有料記事です。残り2698文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
ハグスタ

ハグスタ

HUG STA(ハグスタ)は、子育て世代に開いたニューススタンドです。[記事一覧へ]