守山もち麦焼酎「守穂樽」販売へ

松浦和夫
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 滋賀県守山市の特産品「守山もち麦」でつくった麦焼酎「守穂樽(もりぼたる)」が完成した。食をテーマに地域資源をPRする「もりやま食のまちづくりプロジェクト」の一環で誕生した。市内の農産物販売所で売り出すほか、ふるさと納税の返礼品に加えることにしている。

 市内では2軒の農家が、もち麦の一種・ダイシモチ麦を生産している。ほかに県内でほとんど作られていないという。もち麦には水溶性と不溶性の食物繊維が多く含まれ、さらにダイシモチ麦はポリフェノールも豊富。収穫時には畑一面が紫色に染まるという。

 焼酎を開発したのは農業生産法人「リブン」(矢島町)。守山もち麦を使った加工品を作ろうと、昨秋に長崎県佐世保市の酒造会社に麦焼酎づくりを依頼。万人受けする飲みやすい焼酎に仕上がったという。

 720ミリリットル(税別2300円)600本と、300ミリリットル(同1500円)120本を生産した。7日午前9時から正午まで、JAレーク滋賀のファーマーズマーケットおうみんち(077・585・8318)で販売会がある。(松浦和夫)

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