平和願うバスケットマンの動画リレー、2年目は広島からあのチームも

辻健治
[PR]

 広島への原爆投下から8月6日で77年。プロバスケットボール・Bリーグ1部(B1)の広島ドラゴンフライズは広島原爆の日に合わせ、平和への願いを全国各地のクラブとともに発信する「#おりづるリレー」を実施している。

 2回目となる今年は、他の競技にも輪が広がった。

 おりづるリレーは昨年夏、地元の高校生による提案を基にして、広島がSDGs(持続可能な開発目標)活動の一環として始めた。

 選手たちは折り紙で鶴をつくり、自身が考える平和のために取り組んでいることについて動画でコメントする。

 各クラブはその動画をツイッターのアカウントへ投稿し、次のクラブを指名してリレーを続けていく。

 今夏はB1~B3の全54クラブが参加したほか、プロ野球・広島カープとサッカーJ1・サンフレッチェ広島、女子バスケットや車いすバスケットチームからも協力を得て、選手がメッセージを寄せた。

 昨季セ・リーグ最多勝を獲得した広島カープの九里亜蓮(30)は「いま世界では戦争や内紛が起こっている国もありますが、そういった争いごとがない平和な世界になってほしいです」と呼びかけた。

 B1広島の朝山正悟(41)と浦伸嘉社長(41)は4日、広島市中区平和記念公園を訪れ、約1千羽の折り鶴を「原爆の子の像」に捧げた。

 「今の世界情勢で、スポーツができるのは当たり前ではない」と言う朝山。折り鶴には「若い世代や子どもたちにつながっていくように」との思いを込めた。

 「平和があるからこそのスポーツ、スポーツがあるからこその平和という思いで、広島のチームで活動するその意義を感じながら取り組んでいきたい」

 各クラブの選手たちが作った折り鶴は、9日に平和記念公園などに寄贈する。

 参加した選手らの動画は一つにまとめられ、6日からB1広島のツイッターアカウント(https://twitter.com/HIROSHIMADFLIES別ウインドウで開きます)で公開の予定。(辻健治)