劇団四季が選んだ「バケモノの子」 社長が語る、オリジナル作の戦略

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聞き手・増田愛子
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 劇団四季は、1995年の「美女と野獣」を皮切りに、「ライオンキング」「アラジン」など約四半世紀にわたり、ディズニーによるアニメ映画のミュージカル化作品を、国内で翻訳上演してきた。この春、アニメ原作では初となるオリジナル作品を送り出した。細田守監督の大ヒットアニメ映画が原作のミュージカル「バケモノの子」(東京・浜松町の四季劇場「秋」で上演中)。狙いはなにか。吉田智誉樹社長に聞いた。

 ――この4月に開幕したミュージカル「バケモノの子」は、細田守監督のアニメ映画を原作とする、四季オリジナル作品です。

 原作の映画は「子供を育てる、子供に育てられる」という問題に、真っ正面から切り込んでいると感じました。かつ、四季が採り上げる作品に共通する「人生は生きるに値する」という人生賛歌のようなテーマを持っていて、これまでの流れに合うと思いました。

 もう一つは、物語の骨格がしっかりしていることです。舞台には、時間の制約もありますし、小説のように筋があちこちに展開しても楽しめる種類の芸術ではありません。テーマを貫通している「芯」が通っていないと、ミュージカルにはなりにくいですね。

舞台は「積み上げていく」芸術

 ――オリジナルとしては、初めてのアニメ原作ミュージカルです。創作面では、どのような点に留意されたのでしょう。

 映画は、ワンカットの映像で…

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