飛び抜けた能力、なじめない学校 文科省「ギフテッド」の子を支援へ

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桑原紀彦
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 「ギフテッド」と呼ばれる突出した才能を持つ子どもが円滑な学校生活を送れるよう、文部科学省は来年度から支援に乗り出す。周囲となじめず困難を抱える子のために、学習プログラムを展開するNPOなどの情報を提供。こうした子たちへの理解を深めるため教員の研修も充実させる。

 文科省は事業化に向け、来年度の概算要求に関連予算を盛り込む。

 ギフテッドの中には、記憶力や言語能力、数学力などが優れながら、こだわりの強さや注意力の偏りなどを併せ持つ子もいるとされる。いじめを受けたり、授業が退屈で不登校になったりする事例があり、こうした子が学校生活になじめるよう文科省は有識者による会議を昨年6月に立ち上げ、支援策を検討してきた。

 有識者会議は7月、①特異な才能のある児童生徒の理解のための周知・研修の促進②多様な学習の場の充実③特性を把握する際のサポート④学校外の機関にアクセスできるようにするための情報集約・提供⑤実証研究を通じた実践事例の蓄積――などを支援策の柱とする提言素案をまとめた。

 これを踏まえ、文科省は来年…

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    末冨芳
    (日本大学文理学部教授)
    2022年8月7日12時10分 投稿
    【視点】

    能力がありながら、認知・発達に困難がある子の検査や相談、学校内外の支援が充実するのは重要なことです。 学校でも教員が持て余したあげく、特別支援学級への転籍を提案されるなど差別ともいえる事例もあります。 一方で、能力がありながら認知・