甲子園で吹くため県外進学したから…吹奏楽部長、3年越しの夢ついに
第104回全国高校野球選手権大会
3年前からの夢が、ついにかなう。大分代表の明豊の吹奏楽部長・猪口(いのぐち)琴音(ことね)さん(3年)は、野球部員からリクエストがあった20曲以上を練習し、6日に甲子園球場のアルプス席で初めてトランペットを吹く。
2019年、隣県の福岡県大野城市の自宅で選抜大会をテレビ観戦し、初めて4強入りした明豊の選手たちが目に焼きついた。プロ野球ソフトバンクの今宮健太選手(明豊出身)のファンでもあり、明豊に進学して甲子園で応援したいと思うようになった。
学校のパンフレットを取り寄せ、オープンスクールにも行って両親に本気度をアピールした。賛成してくれない父には「特別進学クラスに入って勉強する」と誓って説得した。
だが新型コロナ禍は想定外だ…
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