甲子園の開幕試合、斎藤佑樹さんが始球式 速球に球場からどよめき
第104回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)は6日、3年ぶりに一般客を迎え、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。参加3547チームの頂点をかけた49代表の戦いが始まった。
開幕試合の始球式には、2006年の第88回大会で早稲田実(西東京)のエースとして全国制覇を果たした斎藤佑樹さん(34)が登場した。
斎藤さんはマウンドからバックスクリーンと本塁方向へ一礼。ノーワインドアップから投じた速球が捕手のミットを鳴らすと、球場は大きくどよめいた。
斎藤さんは早大を経てプロ野球日本ハムへ入団し、昨季限りで現役を引退。現在は高校野球情報サイト「バーチャル高校野球」のフィールドディレクターとして球児の取材などをしている。「このような形で甲子園のマウンドに帰れることをとてもうれしく思います」と楽しみにしていた大役。大きな拍手に包まれ、笑顔でこたえていた。