斎藤佑樹さん「練習の成果出せたかな」 甲子園始球式、球児も励ます

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(6日、第104回全国高校野球選手権大会 開会式)

 開幕試合の始球式には2006年の第88回大会で早稲田実西東京)のエースとして全国制覇を果たした斎藤佑樹さん(34)が登場し、甲子園球場を沸かせた。

 朝日新聞社のヘリコプターが二塁付近に落としたボールを手に、斎藤さんは小走りでマウンドへと向かった。プロ野球を引退したのは昨年。ノーワインドアップから投じた速球が捕手のミットにおさまると、どよめきが起きた。

 「練習してきた成果は出せたかな」と斎藤さん。

 「今年の3年生は入学以来、コロナ禍に苦しみながら、この日のために準備してきた世代です。そんな球児のみなさんへの敬意を込めて投げました」とコメントした。

 斎藤さんは早大からプロ野球日本ハムに進んだ。

 引退後は高校野球情報サイト「バーチャル高校野球」のフィールドディレクターとして高校球児や指導者らを取材している。

 延長十五回引き分け再試合の末、駒大苫小牧(南北海道)を破った16年前の決勝は、球史に残る名勝負として語り継がれている。

 始球式を務めることが決まったときには「このような形で甲子園のマウンドに帰れることをとてもうれしく思います」と語っていた。

 この日、始球式を終えると日大三島(静岡)、国学院栃木両校の選手を励まし、大きな拍手を浴びながらマウンドを降りた。

 「開幕戦を戦う球児のみなさんを近くで見て、本当にいい顔をしているなと感じました。甲子園がそうさせてくれたと思いますし、改めて僕も甲子園でプレーができてよかったです」