「行く先々で災いをもたらす」北朝鮮がペロシ氏を非難する声明

プノンペン=稲田清英
[PR]

 北朝鮮外務省は6日、台湾を訪問した米国のペロシ下院議長を「国際平和と安定の最大の破壊者だ」と批判する報道局長名の談話を公表した。訪台が「中国人民の憤怒を引き起こした」としている。朝鮮中央通信が同日、伝えた。

 ペロシ氏は2~3日の訪台後に韓国に入り、4日に南北の軍事境界線上にある板門店を訪れている。北朝鮮の談話はこのことについても、米国側の北朝鮮への「敵視政策」のあらわれだと批判。米国の軍備の増強を合理化する意図があるなどと主張した。

 また、談話はペロシ氏が今春にロシアが侵攻を続けるウクライナを訪問したことにも言及し、「対立の雰囲気をあおった」と主張。ペロシ氏が「行く先々で災いをもたらす」として、「米国がその対価を払わなければならない」とした。

 米欧と中ロの対立が深まるなか、北朝鮮が中ロとの関係強化を図る方針を改めて鮮明にした。(プノンペン=稲田清英)