明秀日立と社 550キロ離れた2人をつないだグラブ、かなえた約束

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西崎啓太朗
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 「あっ、自分のグラブだ」。画面の中の球友を見て、思わず目を見開いた。

 7月28日、甲子園出場をかけた兵庫大会の決勝。ライブ中継映像の中で、社(やしろ)の三塁手、岡本遥輝君(3年)の左手には懐かしい黒いグラブがはまっていた。

 タイブレークにもつれ込んだ十四回裏。3点リードの社は無死満塁のピンチを迎えた。痛烈なライナーが岡本君の正面に飛ぶ。グラブでがっちりキャッチすると、そのまま全力で三塁ベースに倒れ込んだ。数歩のリードをとっていた三塁走者が戻るより少しだけ早く、岡本君のグラブがベースにタッチした。併殺だ。球場がどっと沸く。社の兵庫大会初優勝を決めるビッグプレーになった。

 映像を見ていたのは、東へ約…

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