原発にまた着弾、放射能観測器が被害 ウクライナ、ロシア双方が非難

有料記事ウクライナ情勢

疋田多揚=パリ、喜田尚
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 ロシア軍の支配下にあるウクライナ南部のザポリージャ原発で6日から7日にかけてミサイルが着弾した。同原発には5日にも攻撃があった。ウクライナ側、ロシア側の双方が相手の攻撃だと非難している。使用済み核燃料の保存施設近くに着弾し、放射能観測用のセンサーが被害を受けたという。国際原子力機関(IAEA)が深刻な懸念を示す中でも原発の被害が続き、事態は深刻化しつつある。

 ウクライナの原子力企業エネルゴアトムは7日、ロシア側のミサイルが着弾し、放射能観測用のセンサー3基が被害を受けたと発表。「放射線環境が悪化したり、使用済み核燃料の容器から放射能が漏れたりした場合も、早期発見や素早い対応は不可能」になったとの見解を示した。

 近くの保存施設には24基ずつの使用済み核燃料が入った174の容器が置かれていたという。

 エネルゴアトムは攻撃があっ…

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    服部倫卓
    (ロシアNIS経済研究所所長)
    2022年8月9日10時55分 投稿
    【視点】

    先日はザポリージャ原発の焦点に関し指摘したが、関連して本日は、ザポリージャという地域をめぐる問題につきコメントしたい。 気になる動きとして、昨日8日、ロシアの傀儡であるザポリージャ州占領当局のトップが、ロシア連邦への加入を問う「住民投票」