甲子園で響け「市船soul」 亡き吹奏楽部員の魂受け継ぐ神応援曲

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宮坂奈津
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 ソシソシドシドレファー――

 スネアドラムのイントロに、テューバやフルートの音色が力強く響く。

 スタンドの応援が、熱を帯びる。

 球場を取り巻く空気が、変わっていく。

 そして、選手のプレーを後押しする……。

 「市船(いちふな)soul(ソウル)」

 市立船橋高校(千葉県船橋市)の「神応援曲」と呼ばれ、吹奏楽部で受け継がれてきた曲だ。

 曲ができたのは、10年ほど前。吹奏楽部員でトロンボーンなどを担当していた浅野大義さんが「市船の魂をうたった曲をつくりたい」と作曲した。

 ハイテンポなイントロから始まるこの曲を後輩の吹奏楽部員が演奏し、試合でも流れるようになった。

 しかし、それから間もないころだった。

 大義さんにがんが見つかった。抗がん剤の投与と手術を繰り返したが、がんは肺から脳に転移した。

 それでも、2016年の千葉大会で野球部が決勝に進むと、大義さんも球場に駆けつけた。仲間に囲まれながら、トロンボーンを吹いた。

記事の最後に、「市船soul」が浅野大義さんの告別式で演奏された様子の動画があります。

 1カ月後、けいれんして意識…

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