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第1回真っ二つに裂けたアパート「見せ物じゃない」 復興に立ちはだかる壁

有料記事ウクライナ情勢ボロジャンカ=青田秀樹
ボロジャンカ がれきの街で生きる デザイン・北谷凜

 ウクライナの首都キーウ(キエフ)から北西へ車で1時間ほど走ると、緑の畑の向こうに、黒ずんで、くしの歯がかけたようになった建物が見えてくる。

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 ロシア軍の侵攻で激しく破壊されたベッドタウン、ボロジャンカである。

【連載】ボロジャンカ がれきの街で生きる

ロシア軍の侵攻で、ウクライナの首都キーウ(キエフ)郊外のボロジャンカは大きな被害を受けました。ロシア軍が去り4カ月余り。崩れ落ちた街の再建計画が動き始めています。希望と共に苦悩も抱える街を訪ねました。

 車を進めて街に入ると、右にも左にも、崩れ、焼け焦げた建物が並ぶ。

 戦争が始まって半年近く。ウクライナ東部や南部では激しい戦闘が続いているが、ロシア軍が去ったボロジャンカでは、営業を再開した商店やコンビニ風のミニスーパーで買い物をする人が行き交う。公園にはブランコに乗る子どもたちの姿もある。

軍の撤退後も「つらくて見ていられない」光景

 以前の暮らしを取り戻し始めたボロジャンカの中心部で靴修理店を営むビクトリヤ・ダニルクさん(41)と夫オレクサンドルさん(46)は、このところ不愉快な思いをするようになった。

 7月中旬、ドレス姿で着飾っ…

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