写真・図版

第3回戦火と復興のはざまで 戦争が終わったら…仮設住宅で願うもとの生活

有料記事ウクライナ情勢ボロジャンカ=青田秀樹
お気に入りのサルのぬいぐるみを抱くダリヤ・ポーブフちゃん(右)と母イリーナさん=2022年7月16日、ウクライナ・ボロジャンカ、細川卓撮影

 乗り合いバスに揺られて首都キーウ(キエフ)に向かう。

[PR]

 夕方まで働いて帰宅する。

 友だちと会って話をする。

 ロシア軍の激しい攻撃を受けたキーウ近郊ボロジャンカの仮設住宅に住む看護師のイリーナ・ポーブフさん(38)は、そんな毎日がうれしいという。

 被害が大きかった「中央通り」のアパートを離れたのは3月2日。

 炎に包まれた部屋から、あれもこれも持ち出したいと思ったが、何も選べなかった。火を消す努力をしなかったことも悔やまれる。

戦火を逃れ仮設住宅へ「人生を取り戻せた」

 7歳の長女ダリヤちゃんとともに、ロシア軍の攻撃から逃れ続けた。

【連載】ボロジャンカ がれきの街で生きる

ロシア軍の侵攻で、ウクライナの首都キーウ(キエフ)郊外のボロジャンカは大きな被害を受けました。ロシア軍が去り4カ月余り。崩れ落ちた街の再建計画が動き始めています。希望と共に苦悩も抱える街を訪ねました。

 病院に設けられたシェルター、市民で組織する領土防衛隊の男性の自宅、ベッドもない学校の床……。

 すぐそばを飛ぶ戦闘機の轟音(ごうおん)や、爆発音の後で聞こえた「俺の腕はどこだ」と叫ぶ男性の声が、いまも耳に残る。

 ウクライナ西部フメリニツキ…

この記事は有料記事です。残り1887文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(秋トクキャンペーン中)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません。

【10/18まで】有料記事読み放題のスタンダードコースが今なら2カ月間無料!