海星・宮原が今大会初完封 監督に続投志願「少し自信がつきました」

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(8日、第104回全国高校野球選手権大会1回戦 海星11-0日本文理)

 最後の117球目、海星の右腕、宮原明弥(はるや)は伸びやかな138キロの直球を投じた。九回2死一塁。相手打者のバットが空を切る。9個目の奪三振で試合を決め、ほえた。今大会の完封一番乗りだった。

 日本文理打線を完全にねじふせた、わけではない。得点圏に走者を背負ったイニングは五つ。「ピンチこそ冷静に、と捕手と話していた」。カットボール、スライダーを効果的に使って狙いを絞らせず、かわしていった。

 昨夏の長崎大会準決勝、昨秋の九州大会準々決勝はともに、自らの失点で敗れ、甲子園にたどりつけなかった。「力んで高めに浮いた球を打たれてしまった」。過去の反省を大舞台で生かした。

 海星は長崎大会の全5試合中、4試合を継投で勝ち上がった。加藤慶二監督はこの日も、六回から継投のつもりだったと明かす。ただ、「あまりにも内容がよかったので、続投したいという本人の意思を尊重した」。

 志願して腕を振り続けた理由について「自分が降りると流れが変わってしまうかもしれない」と宮原。完封での初戦突破に「昨日から絶対完封してやるという気持ちだったので、達成できてよかった。少し自信がつきました」と表情を緩ませた。