ライチョウ復活作戦が繁殖成功 10日に中央アルプスで野生復帰へ

小野智美
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 国の特別天然記念物ライチョウを中央アルプス長野県)の山へ返す「復活作戦」で、環境省は8日、那須どうぶつ王国(栃木県那須町)と茶臼山動物園長野市)で繁殖させたヒナなど計22羽を10日にも野生復帰させると発表した。ヘリコプターの移送のため天候次第で11日以降の順延もありえる。

 那須どうぶつ王国は今春、昨年8月に受け入れた野生の1家族のうち当時はヒナだった雌4羽で繁殖に取り組んだ。4羽は足輪の色で「赤」「黒」「黄色」「白」と呼ばれている。山へ返すのは赤、黄色、白とそのヒナの3家族19羽だ。

 園に残る黒は、ヒナ4羽が生まれたが生後12日までにすべて死んだ。黄色のヒナ1羽も骨折して園に残ることになった。

 茶臼山動物園も昨年8月に山の1家族を受け入れ、繁殖に取り組んだ。卵2個が孵化(ふか)したが、ヒナは育たず、10日は成鳥3羽を山へ返す。(小野智美)