野球の「試合前挨拶」、発祥の地は仙台 旧制二高が提案し全国に

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石橋英昭
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 日本に野球が伝わってから今年で150年となる歴史の中で、重要な役割を果たした「聖地・名所150選」の一つに、仙台市の意外な場所が選ばれた。青葉区にある旧制二高グラウンド跡(現・片平公園)だ。高校野球でもおなじみ、試合開始前に両チームがホームベースをはさんで一礼する「試合前挨拶(あいさつ)」は、この地から始まった。

 「150選」は日本野球機構、全日本野球協会が、一般からの応募や関係団体の意見を聞いて決めた。

 同機構などによると、1911(明治44)年11月、旧制二高(後の東北大教養部)のグラウンドで「第1回東北六県中等学校野球大会」が開かれた。このとき「学生野球の健全さをアピールしよう」ととりいれたのが、試合前挨拶のルーツとされる。1カ月後、京都での旧制高校全国大会に出場した二高が、各校に試合前挨拶を提案。その後、春夏の甲子園から全国に広まり、アマチュア野球界に定着していった。

 日本独特の慣習だが、仙台発祥であることは広く知られているとはいえない。在仙の野球郷土史家、伊藤正浩さん(50)が史料をもとに検証し、朝日新聞宮城版のコラムなどで紹介したことが、選定を後押ししたとみられる。

 伊藤さんは「礼に始まり礼に…

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