限られた水でご飯どう炊く 災害に備えた学び、3代続ける小学校

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渡辺純子
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 災害にどう備えるか――。そんな学びを続けている小学校が、福岡県朝倉市にある。きっかけは69年前の筑後川大水害。災害を語り継ぎ、生きぬく力を身につけてもらおうと、時代に合わせて工夫を重ねている。

 「災害の時は電気や水道が使えません。タンクの水しかないので、よく考えて使ってください」

 田んぼの中に立つ朝倉市立蜷城(ひなしろ)小学校。児童45人の小さな学校だ。7月14日の「災害時の炊飯練習」で、係の4年生が呼びかけた。

 3、4年生12人が3班に分かれた。使えるのは各班10リットルの水など机の上のものだけ。まず鍋に水を張り、カセットコンロの火にかける。次にポリ袋に米と水を入れ、空気を抜いて輪ゴムで縛る。コンロにガスボンベを付けるのも袋の口を縛るのも、子どもには結構難しい。教員はできるだけ手を出さずに見守った。

 お湯が沸いたら米の袋を入れ…

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