静岡の外郭団体、旧統一教会系のイベントを後援 安倍氏銃撃事件後に

小山裕一
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 静岡県の外郭団体の県国際交流協会が、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体が7月に開いたイベントを後援していたことがわかった。旧統一教会に注目が集まるきっかけになった、安倍晋三元首相が銃撃されて死亡した事件の後にイベントは開催されていた。

 県国際交流協会が後援したのは世界平和女性連合(WFWP)が7月17日に静岡市内で開催した留学生日本語弁論大会の県大会。WFWPのホームページによると、14人が応募し、予選会を経て9人が出場したという。

 県国際交流協会によると、少なくともこの約10年はWFWPの留学生日本語弁論大会を後援してきたという。今年については、WFWP側から5月24日に後援申請があり、「主催者が政治団体や宗教団体に該当しない」「特定の宗教・政治団体の活動を内容としていない」などと判断し、3日後に承認したという。県国際交流協会は、弁論大会が旧統一教会の関連団体のイベントだと認識したのは、大会終了後だったと説明している。

 安倍元首相が街頭演説中に銃撃されて死亡したのは7月8日。その後、旧統一教会の関連団体のイベントを自治体が後援していたことが、各地で明らかになっている。県国際交流協会の石垣昭彦・業務執行理事は「留学生にとって有益と考えて後援してきたが、来年以降のことは県から助言を受けながら決めたい」と話している。

 弁論大会の県大会実行委員会は、後援を申請した経緯について「責任者がいないので分からない」としている。(小山裕一)

旧統一教会問題

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