横浜、攻撃の起点は度胸満点の2年生 三回、試合動かす先制打放つ

山下弘展
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(9日、第104回全国高校野球選手権大会1回戦 三重2-4横浜)

 両チーム無得点だった試合を、横浜の1番打者・緒方漣が動かした。三回2死三塁。2ボール2ストライクから、三重のエース・上山颯太の高めに浮いたチェンジアップをとらえた。「ひざ下の球は捨てて、浮いてきた球を打とうと思っていた」。打球は右中間への二塁打となり、先取点をたたき出した。

 昨夏は1年生ながら背番号6をつけて甲子園に出場。広島新庄との1回戦では、大会史上初となる1年生のサヨナラ本塁打で熱戦にけりをつけた。送りバント失敗などミスをしても、「下を向いていたら次のプレーはできない」と放った一発だった。

 度胸満点だった1年生は、技術的にも大きく成長した。神奈川大会で残した5割3分8厘の打率は、3番を打つ岸本一心の5割6分5厘に次いでチーム2位だ。村田浩明監督も、「緒方の1番は、横浜にとって流れを作るという意味で、なくてはならない存在」と信頼を寄せる。

 チームにはエースの杉山遥希ら、2年生が多い。「3年生のためにも、一戦必勝でチームプレーに徹したい」と緒方。1998年以来となる夏の頂点へ、先輩たちを押し上げる。山下弘展