第3回2児の母15歳、次男は栄養失調に 相次ぐ子供の死「医療崩壊寸前」

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ヘラート=石原孝
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 「赤ん坊がお乳を飲んでくれない」「下痢が止まらない」

 7月27日、アフガニスタン西部ヘラート中心部の乳幼児向けの医療施設を訪ねると、栄養失調に苦しむ幼子を抱いた母親たちが診察室の前で列を作っていた。

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イスラム主義勢力タリバンがアフガニスタンの政権を崩壊させ、権力を握ってから8月15日で1年になります。国際援助が減り、失業や食料不足が暮らしを直撃しています。懸命に生きる人々の姿に迫ります。

 病室では生後3カ月の赤ん坊が呼吸器を付けていた。隣にいた母マディナは、まだあどけなさが残る15歳だった。

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 マディナは10歳の時、家族が決めた五つ年上の男性と結婚した。13歳で第1子をもうけ、今年次男が生まれた。

 夫は無職で、自宅近くで小麦などを栽培している。7月中旬ごろから次男がミルクを飲まなくなり、50キロ以上離れた隣の州からやってきた。

 次男の体重は2600グラム…

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