美馬市長を書類送検、参院選で市職員に投票依頼の疑い 徳島県警

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 今夏の参院選公示前、徳島県美馬市の職員に特定候補への投票を依頼したとして、県警は9日、公職選挙法違反(公務員の地位利用、事前運動)の疑いで藤田元治市長(60)を書類送検し、発表した。県警は藤田市長の認否を明らかにしていない。

 捜査2課によると、藤田市長は参院選公示前の6月中旬ごろ、市役所内で、参院選比例区から立候補予定だった自民党の足立敏之氏(68)を当選させる目的で、市長の立場を利用して市職員二十数人に投票を依頼した疑いがある。県警は7月27日に市役所や自宅を家宅捜索したほか、藤田市長からも任意で事情を聴いていた。

 参院選は6月22日公示、7月10日投開票だった。公選法は特別職を含む公務員らが地位を利用して選挙運動することや、公示前に特定候補者への投票を呼びかけることなどを禁じている。

 藤田市長は現在2期目。足立氏は2016年の参院選で比例区から初当選。今回の参院選で再選した。