岸田首相あいさつ、8割は広島と同じ内容 長崎の平和祈念式典

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 長崎に米軍の原爆が投下されてから77年となった9日、爆心地近くにある長崎市平和公園で平和祈念式典が開かれた。

 平和祈念式典での岸田文雄首相のあいさつでは、「核兵器のない世界」というキーワードが6回登場した。「我が国は、いかに細く、険しく、難しかろうとも、『核兵器のない世界』への道のりを歩んでまいります」とし、非核三原則の堅持などに言及した。

 約1100字あまりのうち、約8割が広島で平和記念式典でのあいさつと同じだった。「被爆地広島出身の総理大臣としての私の誓い」という表現は「総理大臣としての私の誓い」に変わった。

 8段落のうち、7段落は広島とほぼ同じ内容だった。違ったのは、来年のG7サミットの広島開催に言及した段落が長崎のあいさつにはなかったこと。長崎のあいさつでは核兵器不拡散条約(NPT)への出席に関連し、「厳しい安全保障環境の中にあっても、核不使用の歴史を継続し、長崎を最後の被爆地とし続けなければなりません。透明性の確保、核兵器削減の継続、核不拡散も変わらず重要な取り組みです」という段落が加わった。

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