「目を背けても解決しない」 ウクライナから長崎へ、留学生の祈り

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榎本瑞希
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 長崎大学で9日、原爆犠牲者の慰霊祭があった。戦禍のウクライナを出て、この大学で学ぶマリア・ベズフラさん(17)も、77年前の犠牲者を追悼する輪に加わった。「この街への敬意をこめて、どうやって前に進んできたのか知りたい」との思いからだ。

 慰霊祭には約50人が参列。1945年のこの日、爆心地から約600メートル東にあった医学部の前身・長崎医科大学では、講義を受けていた学生や教授らが命を奪われた。

 ウクライナ中部のドニプロ出身。昨秋、1千キロ離れた西部リビウの大学に進学し、スペイン語を専攻していた。子どものころ、翻訳の出版を待ちきれなくて英語のファンタジーを原書で読んで以来、語学が好きだった。

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