「私に何ができるのか」戦争よそに今を楽しむ? 夏のモスクワを歩く

有料記事ウクライナ情勢

【動画】モスクワでは欧米の厳しい制裁にもかかわらず、市民が豊かな生活を過ごしている。
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 ウクライナ侵攻により欧米や日本から厳しい制裁を科されているロシア。だが、モスクワの街を歩くと、まるで「戦争を見たくない」と願っているかのように、ようやく訪れた夏を人々が楽しんでいる。そこには、理不尽な戦争を止められないあきらめもあるのかもしれない。グルメ、ビーチバレー、ダンス……。そんなモスクワの1日をたどった。

 通りに面したカフェは窓が大きく開き、客が腰掛けていた。オムレツやパンなどの朝食を頰ばりながら、友人らとのおしゃべりを楽しんでいる。

 6月下旬の週末。朝からモスクワの人気スポット「パトリアルシエ・プルディ」を訪れると、いくつものカフェやレストランで、こんな光景が広がっていた。モデルのような派手な服を着た人や、犬を連れた人もいる。

イタリア人がつくった店に行列

 古いアパートが並ぶこのエリ…

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    三牧聖子
    (同志社大学大学院准教授=米国政治外交)
    2022年8月12日21時37分 投稿
    【視点】

    モスクワ市民にとって戦争が他人事になりつつある理由の1つに、同地からの徴兵が少ないことがある。ロシアの独立系メディア「メディアゾナ」が、ウクライナで死亡したロシア兵がどのような地方からきているかを、公開情報だけで確認できる範囲で調べたところ

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    服部倫卓
    (ロシアNIS経済研究所所長)
    2022年8月11日11時12分 投稿
    【視点】

    2月の侵攻開始直後に、ロシアでの物価高騰やモノ不足が伝えられたので、いまだにそのイメージを引きずっている方もおられるかもしれないが、実は当時ロシアの一般市民が負ったのはかすり傷程度だったし、今ではすっかり正常化している。 ウクライナの戦場