銃撃事件1カ月 冥福を祈り、声を上げる 高橋純子

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編集委員・高橋純子
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記者コラム「多事奏論」 高橋純子

 赤い三角コーンに貼られている「お花やお供えなどは、故人へのお気持ちと共にお持ち帰りください」。あれほど権勢を誇った人がただ「故人」とされていることに少し戸惑う7月24日午後、近鉄大和西大寺駅北口。ガードレールに囲まれた一角を見つめていると、ここで撃たれて、ここに倒れたのだという実感がおりてきて、京都出張の帰りに立ち寄った私も、自然にそっと手のひらを合わせていた。

 人がぞくぞくやってくる。家族連れも多い。貼り紙を見てもなお置かれていく花束は白、夏の日差しをまともに浴びてどれもしおれていた。

 光が強ければ、影は濃くなる。

 アイドルであれば、自身の光…

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