チョコミントアイス、家族で食べ比べたのに 自由研究の自由って何だ

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田渕紫織
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 自由って言われても、何をやればいいかわからへん――。

 2年前の夏、京都市に住む教育学者の西郷南海子さん(34)は、次男の琳(りん)さん(8)が自由研究を前に悩んでいる姿を見た。

 当時は小学校1年生。初めての自由研究だ。「好きなチョコミントアイスで実験でもやってみたら?」と提案し、チョコミントアイスの食べ比べをすることにした。

 各社のアイスを毎日少しずつ買ってきた。

 たくさんのアイスを前に琳さんは、「比べられへん。いったん水飲むわ」と言った。1日1個だと味を忘れるので、一口食べたら水を飲むことにしたのだ。

 同じ条件のもとで比較するのは実験の基礎だ。科学的な視点のめばえを感じた。

 画用紙に各社のパッケージを貼って比べたり、ミントとチョコレートの味のバランスについてメモしたり。想像以上にのめり込んでいった。

 でも、夏休み中盤のある日、完成した画用紙を見つめて、琳さんは言った。

 「これを学校に出すのは、おかしいと思う」

 驚いた南海子さんは、「なん…

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    おおたとしまさ
    (教育ジャーナリスト)
    2022年8月23日7時41分 投稿
    【視点】

    「まあ、その空気感、わかる」というのが率直な感想。まだ十年も生きていないような子どもたちが染まっていく小学校のあの空気感は何なんだろう?とはいつも思いますよね。それだけなら、ネットにもよく転がっている「小学校あるある」だと思います。

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    平原依文
    (社会起業家・SDGs教育支援会社代表)
    2022年8月16日9時49分 投稿
    【視点】

    アイディア出しの授業を学校でする際に毎回違和感を感じるのは「先生、これで合ってますか?」と聞かれることです。正解があるテスト結果などを学校教育における評価にすることも「定量的」という観点でもちろん重要です。一方で、より不確実性の高い時代とな

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