道路工事大手の前田道路が、舗装用のアスファルト合材をつくる際の燃料に、再生可能な「バイオ重油」を採用することが分かった。ベンチャー企業の技術を独占的に導入し、今年度から量産する。従来の重油から置き換えることで、二酸化炭素(CO2)の排出を大幅に減らすねらいだ。
アスファルト合材は製造時に160度前後まで加熱する必要があり、燃料に重油を使う。前田道路はこれを植物油の搾りかすや、廃棄する牛乳など、食用以外の油分を原料にしたバイオ重油に切り替える。
2年後に34工場で計1万3千㌔リットル利用
ベンチャー企業のバイオ燃料…