「台湾は脅しに屈しない」 台湾外交部長、中国の軍事演習で緊急会見

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台北=石田耕一郎
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 ペロシ米下院議長の訪台に反発した中国が軍事演習を続けるなか、台湾の呉釗燮(ウーチャオシエ)外交部長(外相)が9日、臨時の会見を開き、「中国の軍事行動は心配だが、台湾は冷静さを保っており、脅しには屈しない」と強調した。また、各国の支持に謝意を示し、「台湾が直面している現状を理解して欲しい」と訴えた。

 会見は、中国が4日以降に台湾周辺で演習を続けていることを受けて急きょ設定され、台湾に拠点を置く約60社が出席した。呉氏は冒頭、中国語と英語で用意した声明を読み上げた後、記者の質問に答えた。

 会見で呉氏は、中国の演習が台湾周辺に集中する多くの国際航路を妨げていると批判。「世界の貿易に重大な影響を与えるとともに、地域の平和と安全を破壊する無責任な行為だ」と述べ、今回の演習が中台問題への他国の介入を拒むことにあるという見方を示した。演習が台湾海峡の中間線を越えて行われている点にも懸念を示し、「(互いに中間線を越えないという)中台間の暗黙の了解が破られた。中国は海峡の現状を破壊し、この地での演習を常態化しようとしている」と非難した。

 一方、中国が演習の理由とし…

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