安倍氏側近の萩生田氏を「防波堤」に 内閣・党人事、首相の狙いは

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西村圭史、菅原普、吉川真布
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 岸田文雄首相(自民党総裁)が、新しい党執行部の体制を固めた。注目は政調会長に充てる方向の萩生田光一経済産業相だ。故・安倍晋三元首相の側近で、最大派閥の安倍派で一定の発言力がある。防衛力の強化や財政出動のあり方など難航しそうな政策の調整を担わせ、党の不安定化を回避する狙いがある。

 岸田文雄首相は9日、長崎市で開いた記者会見で人事でめざすことを問われ強調した。「難局突破のため、政府・与党の結束がこれまで以上に重要だ」。新たな党役員の布陣は、その首相の言葉を体現するものだった。

 ひとつは、安倍元首相の突然の死去に伴う混乱の回避だ。

「万々歳」安倍派から歓迎の声

 岸田氏にとって安倍氏は、財…

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    おおたとしまさ
    (教育ジャーナリスト)
    2022年8月10日9時36分 投稿
    【視点】

    こういう「政局」を事細かに解説することにどんな意味があるんだろうか。ましてや翌日になればわかるような閣僚人事を予測するような記事が出ることもあるが、それに何の意味があるのか。大変申し訳ないが、自分は永田町の内実を知っているという記者たちの自

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    佐藤武嗣
    (朝日新聞編集委員=外交、安全保障)
    2022年8月10日7時19分 投稿
    【視点】

     今後の外交・安保政策の方向性を占う視点からいえば、今回の内閣改造、党役員人事の最大の注目点は、①安倍派の処遇②岸防衛相の後任だった。  安倍派領袖だった安倍元首相の死去によって、安倍派は統制を欠き、しかも世界平和統一家庭連合(旧統一教会