安倍氏国葬で弔意どこまで? 吉田氏の際は国民に「黙とうのお願い」

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編集委員・藤田直央
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 岸田内閣は安倍晋三元首相の国葬でどこまで弔意を示すよう求めるのか――。これまで「国民に喪に服することを求めるものではない」とは説明しているが、9日の野党合同ヒアリングで、国葬の事務局を担当する内閣府が答えに窮した。

 内閣府はヒアリングの場に、戦後の首相経験者の国葬として唯一の前例であり、閣議決定のみで決めることも含めて岸田内閣が参考にした吉田茂氏の国葬に関する資料を提出。その中に、1967年10月31日の国葬当日の弔意表明に関する資料が2点あった。

 1点目は、国葬を閣議決定した2日後の閣議了解。まず各省庁には弔旗掲揚と葬儀中の黙禱(もくとう)を求めた上で、「各省庁の長は(国葬のある)当日午後は公務に支障のない範囲で職員が勤務しないことを認めることができる」「公の行事、儀式その他歌舞音曲を伴う行事は控える」とされた。

 さらに「各公署、学校、会社…

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    千正康裕
    (株式会社千正組代表・元厚労省官僚)
    2022年8月10日10時22分 投稿
    【視点】

    僕は安倍元首相のことは別に好きでも嫌いでもないし、功罪も色々あると思う。ただ、国や国民生活に長く貢献したことは間違いないだろう。 そういう人に対して、黙とうなどの形で弔意を表すことは、自然なことだと思う。 ただ、国が各所にいっせ