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北海道「BA5対策強化宣言」が発出決定 鈴木知事、公務復帰

新型コロナウイルス

中野龍三
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 北海道内では9日、新型コロナウイルスの新規感染者5546人が確認された。死者の発表は17人で、1日あたり今年最多の2月14日と同数だった。感染拡大第7波を受け、道はこの日の対策本部会議で、国が新設した「BA.5対策強化宣言」を出すことを決めた。期間は10~31日。強い行動制限は求めないが、感染防止行動の徹底を呼びかける。

 新規感染者数が5千人を超えるのは7日連続。前週の同じ曜日(2日)より913人増え、前週比増は39日連続。旭川市は555人で過去最多を更新した。

 対策強化宣言は、病床使用率が50%を超えるなどした都道府県が出すことができる。国が強化地域と位置づけ、職員の派遣や対策の助言などを行う。

 道内の病床使用率は34・0%(8日現在)だが、十勝圏で50%を超えるなど増加傾向にある。帰省や旅行で人の移動が活発化し、感染者数や入院患者数がさらに増えることが懸念されるため、道は宣言を出すことにした。

 対策は「夏の感染拡大防止パッケージ」とし、全道で保健・医療提供体制の強化や感染防止行動の徹底などに集中的に取り組む。不足している抗原定性検査キットを10日から医療機関や保健所に配布。8月中旬以降、受診せずに結果がわかるように、重症化リスクの低い軽症患者にキットを配る体制をつくる。病床使用率の高い十勝圏、道央圏では12日から即応病床を増やす。

 道民や道内への旅行者には、混雑している場所や感染リスクの高い場所はできるだけ避けるよう呼びかける。特に高齢者や基礎疾患のある人には慎重な行動を求める。高齢者施設などでは職員の検査やオンライン面会など対策の徹底を進める。

 コロナに感染し自宅療養していた鈴木直道知事が10日間の療養期間を終え、公務に復帰した。「ワクチンの3回目接種と事前の準備で大きな不安なく過ごせた。自宅療養者が増えており、対策を進めていく上で自身の経験を生かしていきたい」と話した。(中野龍三)

道内の新規感染者数(9日)

【全体】5546(累計512029)

【主要4市】

札幌1569、旭川555、函館459、小樽152

【他地域(振興局別)】

空知256、石狩588、後志35、胆振559、日高55、渡島131、檜山34、上川133、留萌43、宗谷82、オホーツク233、十勝361、釧路183、根室47、その他71(道外44)

【死者】17(累計2206)

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