牧場で見送った「八朔」と「きょん」 京大発、英知注いだブランド牛

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鈴木智之
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 京都大学が8月、独自のブランド牛「京大紅牛(くれなゐビーフ)」の出荷を始めた。大学院農学研究科付属牧場で生まれ、京大の英知と技術を結集して丹精込めて育てられた黒毛和牛だ。霜降り肉でありながら、あっさりとした味わいが特徴という。

 太陽がジリジリと照りつける8月1日朝、「京大紅牛」として初めて市場に出される2頭が順番にトラックに積み込まれた。山あいにある京都府京丹波町の牧場から、40キロほど離れた京都市内へと向かった。

 職員たちは牛舎でウシの体を触り、落ち着かせてからロープで誘導した。オスの「八朔(はっさく)」は慣れ親しんだ牛舎を離れるのが名残惜しいのか、右に左にと体を揺らす。それでも、3分ほどで荷台に載った。メスの「きょん」はもっと素直に従った。吉岡秀貢・技術長は「今日はスムーズでした」とほっとした様子。時にはもう少してこずることもあるという。

 2頭を育んできた牧場の歴史…

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