思惑めぐる外相会談 米中と距離はかる韓国、米韓近づけたくない中国

有料記事

ソウル=鈴木拓也、北京=高田正幸
[PR]

 韓国の朴振(パクチン)外相が9日、訪問先の中国山東省青島で王毅(ワンイー)国務委員兼外相と会談した。台湾問題をめぐって米中の亀裂が深まる中、韓国は米国との関係を強めながら、中国との関係も維持したい立場だ。一方の中国には、米韓の関係強化にくさびを打ちたい思惑がある。会談では、半導体などの供給網の安定的な管理に向けた協力を確認した。

 5月に発足した尹錫悦(ユンソンニョル)政権で外相に就いた朴氏の訪中は初めてとなる。両国は24日に国交正常化30年を迎えるため、会談では友好ムードの演出に努めたとみられる。韓国外交省によると、朴氏は「戦略的な協力パートナーとして意思疎通を強化していかなければならない」と述べ、習近平(シーチンピン)国家主席の訪韓を「期待する」と伝えた。

 韓国にとって中国は最大の貿易相手国で、主力産業の半導体の輸出先でも4割を占める。一方で、中国に頼らない供給網づくりをめざす米国は、安全保障分野などでの米韓関係の強化を志向する尹政権に代わった韓国を中核に引き込む動きを見せている。

 ただ、半導体大手の幹部は「…

この記事は有料記事です。残り898文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(秋トクキャンペーン中)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません。

【10/18まで】有料記事読み放題のスタンダードコースが今なら2カ月間無料!