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サルをいじめないで 「サル痘」感染拡大で?虐待相次ぎWHOが訴え

畑宗太郎
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 サルは、サル痘の感染拡大には関係がないから、いじめないで――。ブラジルでサルへの虐待例が報告されていることを受け、世界保健機関(WHO)は9日、こんな訴えをした。

 AFPによると、ブラジルの現地ニュースは、サンパウロ州の自然保護区で1週間以内に10匹のサルが毒物を与えられたり、意図的に傷つけられたりした被害が確認されたと伝えた。他の地域でも石や毒物による虐待が報じられており、保護活動家らはサル痘の感染拡大による影響だとみている。

 記者会見したWHOの報道官は「サル痘」の由来について、デンマークで最初にサルからウイルスが発見されただけで、他の多くの動物からも見つかっており、最も多いのはネズミやリスなどの齧歯(げっし)類だと説明した。

 報道官は「今問題となっているのは人から人への密接な接触を通じた感染だ」とした上で、「関心を払うべきはそうした感染を防ぐ手立てであり、決して動物を攻撃することではない」と訴えた。(畑宗太郎)