旧統一教会友好団体から選挙支援 名簿集めや電話  富山県知事

伊藤稔
[PR]

 富山県の新田八朗知事は9日の定例会見で、2020年10月の知事選で宗教法人「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の友好団体から、後援会名簿集めや選挙期間中に電話作戦の支援を受けていたことを明らかにした。新田知事は「適切ではなかったと受け止めている。今後はコンプライアンス上の課題のある団体とはお付き合いをしない」と話した。

 新田知事によると、この団体は「世界平和連合」。後援会の入会者集めについては、約15万2千人分集めた名簿のうち同団体の関連分が700人ほどあったという。選挙期間中に事務所で進めた後援会入会者への電話作戦では、ボランティアの一部に同団体のメンバーが含まれていた。知事選告示前の20年8~9月には友好団体の集会で演説をする機会を3回提供され、自身の政策などを話したという。

 新田知事は「当時、私は過去に統一教会がコンプライアンス上の問題があったことは承知していた。しかし世界平和統一家庭連合が旧統一教会であることや、旧統一教会と世界平和連合が関係していることなどを把握しておらず、不勉強だったことを反省している」と説明。「県民との公約を実現するために、公正かつ公平な県政運営を行っている。これからも世界平和統一家庭連合が政策に影響を与えることはない。県民からの信頼を取り戻せるよう努めたい」と述べた。

 また新田知事は、19年以降に関連団体が主催する行事について、知事の開会式出席が1件、県の後援が5件あったことも明らかにした。今後は慎重に判断していきたいという。(伊藤稔)

旧統一教会問題

旧統一教会問題

2022年7月8日に起きた安倍晋三元首相銃撃事件をきっかけに、旧統一教会の問題に注目が集まっています。特集ページはこちら。[記事一覧へ]