既存の肺炎薬や新型コロナ薬、サル痘に効果か 感染研など査読前論文

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竹野内崇宏
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 国内で肺炎や新型コロナウイルス感染症用に承認されている薬3種が、感染症「サル痘」にも効く可能性が高いことを、国立感染症研究所名古屋大学のチームがサルの細胞実験で確認した。研究者による相互チェックを受ける前のプレプリント(査読前論文)として公開した。

 サル痘は熱や頭痛、発疹が出る。世界保健機関(WHO)によると致死率は3~6%。患者の体液や皮膚の発疹部位に触れると感染の恐れがある。

 感染研の渡士幸一(わたしこういち)・治療薬開発総括研究官らは、7月に国内で感染者が初確認されるより早く、5月から研究を開始。他の病気向けに承認されている薬がサル痘にも効果がないか、国内で保管されていたサル痘のウイルスと、サル由来の培養細胞を使って既存の132種類の薬の効果を調べた。

 その結果、ニューモシスチス肺炎の治療薬「アトバコン」、抗マラリア薬「メフロキン」、コロナ治療薬「モルヌピラビル」の計3薬が、サル痘ウイルスにも効果があると判明した。

 それぞれ、ウイルスが細胞に…

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