コロナ退散、頼んまっせ なにわの「神農さん」は医薬の神様

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編集委員・中村俊介
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少彦名神社(大阪府

 大阪・船場、薬問屋や製薬会社が軒を連ねる道修町(どしょうまち)の一角に少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)はある。ビルに囲まれた小さな境内に、日中の薬の神様が仲良く鎮座していらっしゃる。古代中国の神農(しんのう)炎帝と、オオクニヌシのパートナーとして「古事記」にも登場するスクナヒコナの神。いずれも医療をつかさどる神様だ。

 1780年に京都から勧請(かんじょう)された。以来、地元では「神農さん」と親しみを込めて呼ばれ、医薬業関係者の信仰を一身に集める。

 さて、このスクナヒコナ、うかつにも薬祖神とは知らなかった。実は謎の多い神様で、体は小指ほど。海のかなたからやってきてオオクニヌシの国造りを手伝う。ことが成れば、ふいっと常世に姿を消した、まことに気まぐれな神で、酒造りや温泉の神だともいう。考えてみれば、酒は百薬の長だし、温泉は薬湯だから、なるほど納得。

 それにしても日中の神様が寄…

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