リーク報道が緊迫の引き金に 「バイデン政権の対応、違ったなら…」

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ワシントン=清宮涼
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 ペロシ米下院議長が台湾を訪問したことに、中国が猛反発を続けています。ペロシ氏の訪台を止めなかったバイデン米政権の対応をどうみるべきか。今後の米国の台湾政策に変化はあるのか。台湾問題に詳しい米アメリカン・エンタープライズ研究所のマイケル・マッツァ研究員に聞きました。

 ――ペロシ下院議長の訪台をめぐるバイデン政権の対応をどうみますか。

 バイデン政権の対応は、非常にまずかったと思います。

 7月9日の時点で、ブリンケン米国務長官は中国の王毅(ワンイー)国務委員兼外相にペロシ氏の訪台の可能性があると伝えていましたが、中国側から訪台に反対する声は聞こえませんでした。

 今、ここまでの緊迫した状況になったのは、ペロシ氏の訪台が事前にリークされ、英紙フィナンシャル・タイムズに掲載されたことがきっかけです。訪台の計画が公になったことで、中国はすぐに反対を表明しました。誰がリークしたのかはわかりません。リークによって、政権はペロシ氏側に(訪台をしないよう)世論の圧力をかけようとしたのかもしれませんが、うまくいきませんでした。バイデン政権がペロシ氏に(訪台の影響について)個人的に何を説明しても、説得力はありませんでした。

 バイデン政権は、この訪台に…

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