日本海側で伸長する維新 「自民王国」北陸からも代表選に名乗り

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伊藤稔、山田健悟
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 「大阪の政党」。かつてはそう見られ、隣の京都への進出にも苦戦していた日本維新の会が、一気に日本海側に根を下ろしつつある。北陸で起きていることは、全国拡大の兆しなのか。

 「次は全国に広がる政党になることが重要。その役に立ちたい」

 同党の衆院議員、吉田豊史氏(52)=比例北陸信越ブロック=は1日、富山市内で記者団に対し、党代表選(14日告示、27日開票)に立候補する意思を明らかにした。

 ほかに代表選に名乗りを上げているのは、衆院議員の馬場伸幸、足立康史、参院議員の東徹、梅村みずほの4氏。いずれも大阪の政治家たちだ。吉田氏が立候補に必要な推薦人を集められるかは不透明だが、富山県議を経て、今も富山県を地盤とする同氏の立候補表明は異色に映る。

 背景にあるのは、北陸での近年の党勢伸長だ。

保守出身、「改革」の旗…目立つけんか巧者ぶり

 その草分けは、北陸初の維新の国会議員で、参院比例区で当選2回目の柴田巧氏(61)だった。

 石川県出身の森喜朗元首相の秘書を務めた後、自民党の富山県議を3期務め、2010年の参院選みんなの党から比例区で当選した。維新への合流後も、自民時代からの地盤を生かし、自民支持者たちも、柴田氏の選挙では「柴田党」としてまとまった。19年参院選比例区では維新の候補として当選を果たした。

 吉田氏も元自民県議。両氏とも、自民王国の県内で、保守の地盤を維持しつつ、党のカラー「改革」の旗を掲げて、自民と差別化を図っている。

 北陸の維新は地方政治での「けんか巧者」ぶりでも存在感を高めてきた。

 20年の富山県知事選は、5…

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