就任さっそく「河野カラー」 新デジタル相、慣例の会見を見送り

女屋泰之
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 10日に発足した第2次岸田改造内閣で、新しくデジタル相に就任した河野太郎氏は、同日中の記者会見の開催を見送った。辞令交付の当日に記者会見するのが慣例だが、関係者によると河野氏は「記者や職員を遅くまで待たせたくない」という意向で、12日に開くことを早々に決めたという。

 複数の省庁関係者によると、官邸から当日に会見を開くよう閣僚に指示が出ていたが、河野氏は官邸の了解を得たうえで見送ったという。河野氏は10日夜、自身のツイッターで「今晩遅くなりそうなので、会見は金曜にしますね」「了解」というやり取りがあったと説明した。

 河野氏のほか、斉藤鉄夫国土交通相も当日の会見を見送った。

 新内閣が発足する際には、閣僚が首相官邸と各省庁で2回記者会見を開くのが慣例だった。河野氏は菅内閣で行政改革担当相に就いた2020年9月、閣僚が深夜・未明に及ぶまで首相官邸で順番に会見を行うことに「前例主義、既得権、権威主義の最たるものだ」と批判していた。その後、昨秋の岸田政権の発足時から官邸での会見はなくなった。(女屋泰之)