ボール回しの球は1球しか使わない 「ほかにおらん」鳥取商の主務力

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高橋健人
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鳥取商・中原貫太主務

(11日、第104回全国高校野球選手権大会2回戦 仙台育英10-0鳥取商)

 昨年10月中旬、練習試合で国立・和歌山大のグラウンドを訪れた。

 チームは盗塁やスクイズを選手が判断する「ノーサイン野球」に取り組んでおり、それを徹底する和歌山大からヒントを得ようとしていた。

 アップを始めようとしたとき、ふと思い立った。

 「たぶん試合に出ないよな。他にできることがあるんじゃないか?」

 メモ帳と黒ペンを持ち、見学中の大学生部員に近づいた。

 和歌山大は内野のボール回しでフィールド外に球がそれた場合、球を取りに行く部員を全員で待っていた。

 すぐに別の球を出して再開する自分らとは違う。

 「時間がもったいないんじゃ……」

 その疑問をぶつけた。

 「試合では1球しか使わない…

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