先祖の霊をもてなすお盆 そもそもどんな行事なの?

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 都会暮らしの猿・モンジロー君が、くらしの中の「なぜ?」を探る「疑問解決モンジロー」シリーズ。ふるさとへ戻ったり、旅行に出かけたりするお盆を迎えたけど、そもそどんな行事なんだっけ? 調べてみたでござる。(2017年8月3日付の記事を再掲します)

7月の地域もあるんだって

 お盆って8月のイメージだけど、7月の地域もあるんだって。モンジローは7月にお盆の行事をする東京の下町と金沢を訪ねてみたよ。

 7月13日、東京・月島の公園に、大勢の人が集まっていたよ。ウキャ、何をしているの? 地元の月島四之部西町会長の山崎修さん(71)によると、お盆の時だけ、災害や戦争で亡くなった人たちを供養する無縁仏を公園にまつっているんだって。

 町の人々はお参りして提灯(ちょうちん)に火を移し、その火を持ち帰る。そして、玄関先で迎え火をたくんだ。迎え火は、亡くなったご先祖様の霊を迎える目印みたいなものかな。

 そっか、お盆っていうのは、家に帰ってきた先祖の霊をもてなす行事なんだね。この辺りでは、素焼きの焙烙(ほうろく)という土器に、麻の茎を乾燥させたオガラをのせて燃やすよ。キキッ、おばさん、スカートに火がつきそう! えっ、火をまたぐことが、女性の病気を防ぐおまじないになるの?

 へぇ、知らなかった。7月16日には送り火をして、その火を提灯に移して公園まで持っていくんだって。

 夜、隣町の佃島(つくだじま)にやってきたでござる。浴衣姿の人たちがやぐらを囲んでいる。ウッキー、盆踊りだ。モンジローも加わっていいかな。

 念仏踊りともいって、佃島では毎年7月13~15日の3夜続く。死者の霊を踊りで慰めるんだね。やぐらに上った人が独特の節で歌い、太鼓をたたく。人々は合いの手を入れながら、ゆったりと腕を上げ下げする。徳島の阿波踊りや沖縄のエイサーをテレビで見たことがあるけど、こんな踊りは初めて見たよ。

 翌日、モンジローが訪ねたのは金沢市の市営墓地。ウキャ? お墓の前に紙の箱のようなものがたくさん飾られているぞ。「南無阿弥陀仏」の文字と、住所や名前が書かれているみたい。

 石川県立歴史博物館の大門哲・学芸課長が、箱のようなものは、「キリコ」って呼ぶんだって教えてくれた。モンジローの妹はキー子。なんちゃって。

 キリコには、先祖の霊に捧げる灯明の意味と、お参りに来た人の名刺のような役割がある。「武家社会の金沢では、お正月やお盆の付き合いが特に大事でした」と大門さん。でも、処分にも手間がかかるから、最近は板状の簡単なキリコも増えているんだって。なるほどー。

古くは飛鳥時代から

 ところで、お盆はいつ始まったのかな?

 国立歴史民俗博物館千葉県

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