日航機事故から知る共助 「おてんま」に触れた山村留学園長の願い

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仁村秀一
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 群馬県上野村には関東近郊の子どもが集う山村留学施設がある。「かじかの里学園」だ。現在は小中学生18人が共同生活をしながら村の学校に通う。園長は埼玉県出身の村上和嗣さん(51)。移住後に住民が助け合って暮らす「おてんま」に触れ、墜落事故の支援に徹した住民性の理解を深めた。学園の子どもにも共助の大切さや命の尊さを感じてもらうため、様々な取り組みを進めている。

 自然豊かな環境下での教育に関心のあった村上さんは、大学卒業後の1993年に上野村へ移住し、学園の指導員になった。ニュージーランドへの留学や山梨の山村留学施設を経て、2000年に村へ戻った。

 墜落事故のあった1985年は中学3年で、テレビで見たバラバラの機体や救出活動の様子に衝撃を受けた。それでも、山村教育に関心を持ち、「かじかの里」を知った大学生の時は、すぐに「事故のあった上野村」と気づかなかった。捜索の支援や遺族対応、慰霊施設や山道の整備と管理など村の苦労を知ったのも、移住してからだ。

 移住後に村上さんを驚かせた…

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