なり手不足の遺体検案 「誰かがやらないと」、一手に担う病院の矜持

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西村奈緒美
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 東京23区の1・5倍の面積に開業医が1人しかいない新潟県阿賀町で、遺体の検案を一手に引き受けている病院がある。県内で最も高齢化が進む地域の医療も担いながら、県立津川病院が7年間で手がけたその数は約200件。「誰かがやらないと遺族にお帰しできない。当然のことをしているだけ」と原勝人院長は語る。

 事件事故や自殺をはじめとして警察は、病院でかかっていた病気により亡くなった場合などを除き、届け出などを通じて日常的に遺体を取り扱う。警察が扱う遺体は通常、委嘱を受けた警察医が死因などを調べる検案を有償で担っている。

 県警が警察医に委嘱しているのは60人。開業医が多い。ただ、阿賀町には開業医が1人だけ。町営診療所の医師も含め全員とも自宅が町外にあり、夜間や休日の対応が課題だった。

 津川病院は常勤医が6人おり…

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