神社の境内に古書50万冊 古地図から「仁義なき戦い」の台本まで

屋代良樹
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 下鴨神社・糺(ただす)の森(京都市左京区)で11日、「下鴨納涼古本まつり」が始まった。高い木々が生い茂る境内の日陰で関西を中心に28の古書店が参加し、多くの来場者が目に留まった本を手に取った。16日まで。

 京都の古書店が運営する京都古書研究会が主催し、今年で35回目。歴史書や美術書など50万冊以上が並ぶだけでなく、古地図や木版画などの品目も。

 上京区の古書店「京都スターブックス」のコーナーでは映画仁義なき戦い」(1973年)で使われたという台本(税込み22万円)が売られていた。

 山の日でもあった初日、東大阪市から初めて訪れたという会社員の加藤啓さん(24)は「登山家の古典散歩」(新潮選書)など20冊弱を購入。「昔読んだ懐かしい本から、ここに来なければ出会えなかった本までたくさんあるので満足」と話した。

 京都古書研究会の増田哲也事業部長(59)は「古本は各人の思い出と記憶を具現化したもの。そのことを実際に見て触れて感じてほしい」と話した。

 午前10時~午後5時半。16日は午後4時まで。現地のイベント本部で出品目録を購入できる。(屋代良樹)