トランプ氏自宅捜索、核兵器関連の機密文書の押収が狙いか 米紙報道

ワシントン=高野遼
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 トランプ前米大統領の自宅を米連邦捜査局(FBI)が捜索した問題で、米ワシントン・ポストは11日、FBIが捜していた文書の中に、核兵器に関する機密文書が含まれていたと報じた。捜索で実際にそうした文書が発見されたのかどうかは不明だという。

 同紙が報じた関係者の話によると、FBIが捜していた文書が米国の核兵器関連なのかどうかなど詳細はわかっていない。核兵器に関する文書は機密性が高いため、安全保障に悪影響を与える懸念があったと同紙は指摘している。

 8日に捜索があったのは、フロリダ州にあるトランプ氏の自宅「マール・ア・ラーゴ」。11日にはガーランド司法長官が捜索の事実を認め、捜索令状や押収品リストの開示を裁判所に申請した。開示されれば、捜索容疑や押収品の詳細が判明する可能性がある。

 米メディアによると、今回の捜索は、トランプ氏が昨年1月に大統領を退任してホワイトハウスを去る際、公務に関連する機密文書などを持ち出した疑惑に関連するとみられる。トランプ氏は要請を受けて一部の文書を返却したが、機密記録がまだ残っているとみて、捜索に踏み切ったとみられている。(ワシントン=高野遼)