岸前防衛相が離任 「反撃能力含め、しっかり議論を」とあいさつ

松山尚幹
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 岸信夫防衛相の離任式が12日、防衛省で行われた。岸氏は防衛省幹部らを前に「いわゆる『反撃能力』も含めたあらゆる選択肢を排除せずにしっかりとした議論をして頂きたい」とあいさつ。日本を攻撃しようとする外国のミサイル基地などをたたく敵基地攻撃能力を「反撃能力」と表現し、保有検討を促した。

 岸氏はあいさつで、「国家安全保障戦略をはじめとする、いわゆる戦略文書の策定や防衛力を抜本的強化するための予算の確保が今後正念場を迎える」と強調。「国民の平和な暮らしを確保するため、全省一丸となって実現に向けて取り組んで頂きたい」とエールを送った。

 岸氏はその後、自衛隊の儀仗(ぎじょう)隊から栄誉礼・儀仗を受け、職員に見送られながら防衛省をあとにした。

 岸氏は菅内閣発足の2020年9月から防衛相を務めた。退任後は国家安全保障担当の首相補佐官に就任し、12日に首相官邸で開かれた国家安全保障会議(NSC)に出席した。(松山尚幹)